京都府立医科大学 ワークライフバランス(WLB)支援センターみやこ

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医学科第4学年 総合講義で 西 真弓先生にご講演いただきました

2024年11月19日(火)に医学科第4学年の総合講義 臨床倫理学の講義を行いました。
西 真弓先生(奈良県立医科大学名誉教授)をお迎えし、「私のキャリアパス:ストレスの神経生物学とともに歩む」と題し、多様なキャリア形成や国際的視点についてお話しいただきました。

西先生は、京都大学薬学部卒業後、がんセンター勤務を経て本学に入学されました。卒後は麻酔科臨床を経て、当時の第一解剖学教室で米国留学後、ストレスの神経生物学の研究に没頭されました。その後、奈良県立医科大学第一解剖学講座の教授としてご活躍され、現在は製薬医学の分野でこれまでの経験を活かしておられるという、実に多彩なキャリアをおもちの先生です。

ご講演では、「人生多様な生き方がある」「留学して異文化を経験しよう!」「MD、PhDには多様な選択肢がある」「人との出会い・繋がりを大切に」といったTake Home Messageを掲げられ、数多くのエピソードを交えながら、研究への情熱とその成果について語っていただきました。学生からは、「臨床の道に進むことを考えていましたが、研究もやってみようと思いました」「これからのキャリアについて新しい視点が得られ、聴講し甲斐のある講義でした」「先生の経歴や働き方、意欲について学ぶことが多かった」といった感想が寄せられました。

西先生のご講演のあと、当センターの目的とサポート事業を学生に紹介し、西先生と当センターのスタッフとで学生からのキャリアに関する質問に答える時間をもちました。

この講義を通じて、学生が多様なキャリア、とりわけ基礎研究の奥深さとおもしろさについて知る機会を得られたことは、大変意義深いものであったと感じました。