【開催報告】本学学友会企画「Get Togather 2025」リレー講演会〈府立医大の女性卒業生の活躍〉
2025年11月2日(日)に本学学友会主催、当センターの共催にて大学全体の同窓会にあたる『Get Together 2025』を開催しました。以前の「学友会交流コンパ」からリニューアルしたものです。
第1部は附属図書館KotoSquareにて『府立医大の女性卒業生の活躍』をテーマとし、10名の女性卒業生によるリレー講演を行いました。高校生・在校生を含む約60名が参加し、多様なキャリアの魅力を感じられる貴重な時間となりました。
第1部の司会は北岡由衣先生(平成10年卒)と上田三穂(平成6年卒)が務めました。本学学友会会長の河田光博先生(昭和52年卒)、学長の夜久均先生(昭和57年卒)よりご挨拶があり、卒業生の歩みと次世代への期待が語られました。講演会の前半は西真弓先生(平成3年卒)と医学科4年の服部香奈さんが、後半は外園千惠(昭和61年卒)と医学科3年の中優喜乃さんが座長を務め、終始スムーズで和やかな進行となりました。
閉会にあたっては、京都府医師会副会長の谷口洋子先生(昭和63年卒)が挨拶され、府立医大の卒業生としての誇りや、先輩たちの歩みを次世代につなぐことの大切さが語られました。
■講演者一覧(卒業年度/所属・氏名・演題)
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牛込 恵美 先生(平成15年卒)
京都工芸繊維大学 基盤科学系 教授/保健管理センター長
『日々感謝とともに人生勉強』 -
大谷 直子 先生(昭和63年卒)
大阪公立大学 学長補佐/医学研究科 病態生理学 教授
『研究が面白い! 発見と探求のループの中で』 -
大山 覚照 先生(平成8年卒)
名古屋市立大学 医学研究科 精神・認知・行動医学 教授
『迷いながら進む力~キャリアは一本道ではなく多様~』 -
小川 絵里 先生(平成13年卒)
藤田医科大学 小児外科 講師
『WLBってなに?両立の定義は?女性医師ってなんだろう?』 -
奥山 智緒 先生(平成6年卒)
滋賀県立総合病院 臨床研究センター 上席研究員
『仕事の“核”にあったもの』 -
松村 淳子 先生(昭和58年卒)
宇治市長
『聴診器を外して見えてくるもの』 -
宮川 文 先生(平成8年卒)
京都府立医科大学 医学研究科 分子病態病理学 教授
『病理学者としてのキャリア』 -
宮地 尚子 先生(昭和61年卒)
一橋大学大学院 社会学研究科 特任教授
『医療人類学とトラウマ研究:人文社会学と医療の橋渡し』 -
結縁 幸子 先生(平成9年卒)
神鋼記念病院 乳腺科医長/がんゲノム診療科科長
『成り行きか、導きか、我が道か ― 乳腺診断医としての私』 -
横山 ちひろ 先生(昭和63年卒)
奈良女子大学 生活環境科学系 教授
『サルとわたし』
■後輩へのメッセージ
今回の講演では、10名の卒業生の先生方が、それぞれの歩みを通して
「キャリアは一本道ではなく、迷いも経験もすべて力になる」
という思いを学生に向けて語ってくださいました。
興味を持ったことにまず挑戦してみること、
仲間や家族、師とのつながりを大切にすること、
そして続ける力・積み重ねる姿勢が未来を開くということ。
人生の変化や困難もキャリアの妨げではなく、
むしろ自分らしい道を形づくる大切な要素である――
そんなメッセージが強く伝わってくる講演会となりました。
後日、先生方からのメッセージ集をまとめてロールモデル発見サイトに掲載予定です。乞うご期待!
■第2部 青蓮会館 懇親会
第2部は青蓮会館にて懇親会を開催しました。司会は長村吉朗先生(昭和52年卒)と廣瀬玲子先生(昭和63年卒)が務められ、河田学友会長のご挨拶に続き、安里津矢子先生(昭和57年卒)のご発声で乾杯を行いました。乾杯には、東あかね先生(昭和56年卒)からご寄付いただいた多賀酒造のお酒が振る舞われました。会場では和やかな歓談が続き、集合写真やクラブごとの写真撮影など、終始にぎやかな時間となりました。世代を超えて交流が生まれ、同窓生としてのつながりを再確認できるひとときとなりました。



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