2025年11月11日（火）、センターWGメンバーでもある明治国際医療大学 整形外科教授の糸井 恵先生をお迎えし、
「誰もいない道を選んで －本学整形外科初の女性医師として－」
というテーマで医学科第4学年の総合講義（臨床倫理学）としてご講演いただきました。

糸井先生は、本学整形外科に入局した初めての女性医師です。
子育てと仕事の両立（ベビーシッターの活用）、アメリカ留学、そして第一線の術者としてのご経験など、
挑戦を重ねながら道を切り拓いてこられました。

整形外科の魅力やキャリア形成の工夫、壁に直面したときの考え方などが温かい語り口で紹介されました。

講演後の質疑応答では、外園センター長・重見先生・牛込先生にもご参加いただき、学生からの率直な質問に丁寧にお答えいただきました。
学生から寄せられた感想には、糸井先生のお話が大きな刺激になったことがよく表れていました。

・整形外科の楽しさや臨場感が伝わり、興味をもつきっかけになった
・家庭と仕事の両立に向き合う姿に触れ、自分の将来像を考える上で勇気をもらえた
・キャリアの選択肢を広くとらえ、「もっと自由に選んでよい」と前向きに感じられた

続いて当センターの取り組みについても紹介しました。

・名前だけ知っていたが、具体的な活動内容を初めて理解できた
・研究支援員雇用事業にセンターが関わっている理由がわかった
・今後はホームページも見てみたい

上記の感想があり、学生に当センターを身近に感じてもらえるよい機会にもなりました。

今回の講義は、学生がキャリアの多様性を知り、将来を前向きに考えるきっかけとなる、意義深い時間となりました。
今後も、学生一人ひとりが自分らしいキャリアを描けるよう、本学でのキャリア教育のより望ましい形について検討を重ねていきたいと考えております。