先輩医師のおしゃべり会
先輩医師のおしゃべり会♪ 第1回 ツインズ子育てのコツ
「先輩医師のおしゃべり会♪」は複数名の医師に座談会やインタビュー形式で、結婚・出産・子育てなどのライフイベントとキャリアについて語っていただいた内容を、一部改変・再編したものです。
第1回は「ツインズ子育てのコツ」です。ツインズ子育て経験者のお二人とツインズ出産予定の女性医師の座談会です。ツインズならではの経験談だけでなく、多胎児でなくても役に立つ妊娠中や子育て中のアドバイスが盛りだくさんです。
A医師
卒後 35-40年
60歳代女性
ツインズを含む子供3人(社会人)
B医師
卒後 10-15年
30歳代女性
ツインズを含む子供3人(ツインズ4歳、1歳)
C医師
卒後 5-10年
20歳代女性
ツインズ出産予定
みやこ
A医師
B医師
C医師
みやこ
B医師
C医師
A医師
B医師
他の保護者で自転車の後ろにつける2人乗りのチャイルドトレーラーを使っておられるのも見かけます。
C医師
B医師
C医師
B医師
A医師
C医師
A医師
B医師
C医師
B医師
A医師
C医師
B医師
最近では新型コロナで保育園が休園になったりして、何回も休んだり、バイトの代診を頼んだりしました。まずは子供の預け先をいろいろ探してみるのですが、子供3人となるとなかなか臨時の預け先もみつからなくて、結局自分か夫が仕事を休んで子供をみることが多いです。休むときは「私が休むことで本当に迷惑かけてしまってどうしよう」とすごく心配するのですが、休んでみると実は私一人いなくても案外ちゃんと病院も仕事も回っていることに気づいたりします。ただし、診療録などの記録は、急に私が休むことになっても代診の先生が治療方針がわかるように、きっちりアセスメントやプランを立てておくようにしています。早めの報連相(報告・連絡・相談)も大切です。
A医師
みやこ
A医師
B医師
みやこ
本学の子育て支援に関する情報
多胎児育児に関する情報
- 京都市 多胎児家庭のためのサポートブック
- 日本多胎支援協会 多胎育児のコツなどの動画コンテンツもあります
- おおさか多胎ネット 多胎支援関連情報
- 多胎児支援のポイント 健やか親子21(厚労省の情報サイト、2023年4月~子ども家庭庁に移動予定)
先輩医師のおしゃべり会♪ 第2回 「家事・育児のアウトソーシング」
「先輩医師のおしゃべり会♪」は複数名の医師に座談会やインタビュー形式で、結婚・出産・子育てなどのライフイベントとキャリアについて語っていただいた内容を、一部改変・再編したものです。
第2回は「家事・育児のアウトソーシング」です。A医師
卒後 35-40年
50歳代女性 常勤継続中
子供3人(大学生、社会人)B医師
卒後 35-40年
50歳代女性 常勤継続中
子供2人(社会人)C医師
卒後 20-25年
40歳代女性 常勤継続中
子供2人(中学生、高校生)D医師
卒後 10-15年
40歳代女性 途中数年非常勤経験
子供3人(小学生、中学生)
みやこ皆さん、仕事を続けながらどのようにして家事や育児をやってこられたのですか
A医師子どもが小学校に入学する前に学童保育を探したのですが、近くで見つかりませんでした。最初は家政婦派遣、その後は家事代行サービス会社を週5日利用していました。途中で子供と相性がよい担当者を直接雇用するようになって、今でも週3日、1日4時間夕方に来てもらっています。夕食作り・部屋の掃除・子供の世話を頼んでいます。もう30年くらいその方にお願いしていて、子どもの結婚式にも参列してもらいました。
C医師私も家事代行サービス会社から夕方に週2回4時間来てもらっていて、途中から直接雇用させてもらっています。中学受験のときには塾の送迎をしていただいたし、忙しくて手が回らない季節の入れ替え、たとえば扇風機とストーブの入れ替えや子供の衣替えなどもしてくださっています。
D医師常勤時代は近くに住んでいる義父母に保育園のお迎えなどを頼んでいました。非常勤になってからは、時間的な余裕ができたので義父母に頼む機会は減りましたが、急な発熱のときには子守をお願いしていました。義父母の都合がつかない場合は病児保育やベビーシッターにもお世話になりました。
A医師常勤で働こうとしたら、家事のアウトソーシングはとても大切ですよね。
B医師海外では当たり前のことだけれど、日本では他人が家に入るのを嫌がる傾向がありますね。
C医師両親が近くに住んでいると、両親に手伝ってもらってアウトソーシングはしないで回している人が多いようです。実家の近くに住むかアウトソーシングをするか、という感じですね。
A医師両親が多少遠くても、熱を出すたびに他府県から子守に来てもらっている人もいます。
D医師以前はアウトソーシングを利用していましたが、数年前に実家のすぐ近くに引っ越したので、困った時は実家頼みになっています。
A医師子どもが成長していく過程で家に家族じゃない人がいると性格が曲がるんじゃないか、とかいわれるけれど、子どもは人を見る目がそだって、誰とでも接する力がつくようです。
B医師社交的になりますね。
みやこ家事や育児のアウトソーシングをうまく取り入れるコツはありますか
B医師来てもらう人に完璧を求めないこと。家事と育児の両方とも100点満点を期待しないこと。自分でも両方こなすのは難しいことだから。
A医師そうね、割り切りは必要。そして子どもとしっくりくるシッターさんを見つけるまでには時間や回数をかけてそれなりの親の努力も必要。
D医師私は以前の病院で福利厚生の補助が使える業者の一覧から、いくつか資料をみてあまり高くないところを選びました。最初は数回担当を替えてもらいましたが、相性のいい担当者が見つかってからは続けてきてもらっていました。完璧を求めない、というのは私も同感です。私は掃除が嫌いなので掃除だけでもアウトソーシングしたくて、家事サービスを利用していました。
B医師身内や知り合いではなく、あえて他人に入ってもらうことで長く続く関係になりやすいので家事のアウトソーシングは本当にお勧めです。
A医師そうでないと拘束時間の長い勤務医を続けていくのは難しいですね。
C医師アウトソーシングの利用をためらっている医師に、うまく使いこなしている医師の経験をもっと知ってもらえるといいですね。
A医師最初は週一回や短期間のトライアルをしてみるのがおすすめです。そのサービスが自分のニーズに合っているかどうかを確認することができます。
C医師利用する際には、事前に具体的な業務内容や期待することを明確に伝えることが重要です。お互いの期待をすり合わせることで、スムーズにサービスを受けることができます。
B医師最初は小さな依頼から始めるのがおすすめです。掃除や洗濯などの比較的簡単な家事から始めて、徐々に範囲を広げていくとよいでしょう。
A医師そのようにして自分が安心して任せられる業者や担当者を見つけられるといいですね。信頼関係を築ければ、長期的に利用することができ、生活の質が相当向上します。子育ての大変な時期は一生続くわけではないので、アウトソーシングなどを上手に利用してたとえ細々とでもキャリアを続けていけば、続けていてよかったと思える時期が必ずきます。若い人を応援していきたいです。
みやこ初回のアウトソーシングのハードルを下げるために、本学には「WLBサポート利用スタート補助金」制度があります。ベビーシッター、家事援助サービス、病児保育(本学以外の利用の場合)、介護サービスを利用した際にひとり一回2万円まで補助します。これまでに約20人に利用していただいています。まだ利用しておられない方はぜひご検討ください。
また、ベビーシッター利用補助制度(お子さま補助券)もあります。小学3年生までのお子様(障がいをおもちの場合は小学6年生まで)のためにベビーシッター(家庭での保育または保育園の送迎)を頼んだときに利用できます。
先輩医師のアウトソーシング体験談を直接聞くことができる「医師と研究者のキャリアとワークライフバランスを語る会」も適宜開催しています。開催日程はトップページのお知らせでご案内しています。家事・育児のアウトソーシングについて
家事・育児をアウトソーシングすることによって、時間的・精神的・体力的な軽減に繋がります。家事と仕事の両立は、精神的にも大きな負担となりますが、家事代行サービスで家の掃除をしてもらうと気分的にも余裕が生まれます。また、家事に費やしていた時間を仕事の時間として使うだけではなく、家族とのコミュニケーションの時間に使うこともできます。
● 家事代行サービス
「家事代行サービス」とは、依頼者の要望や生活スタイルに合わせて、家庭に訪問して、日常的な掃除や洗濯、料理など家庭の家事を援助するサービスです。
家事代行サービスで依頼できる内容は会社のサービスによって異なりますが、一般的には「日常的な家事の範囲」であれば依頼することができます。 具体的には下記のようなものが挙げられます。・料理の作り置き
・掃除(キッチン・お風呂・トイレ・洗面所・リビング・寝室など)
・洗濯
・日常で必要な物の買い物
・食器洗い
・片付け・整理整頓
・アイロンがけ
・ゴミ分別・ゴミ捨て
・郵便物の受け取り
・クリーニングの受け渡し
・植物の水やり● ハウスクリーニング
上記、家事代行サービスでは専門的な知識・技術や用具を使って行う清掃作業は、依頼できません。
一方、「ハウスクリーニング」は、専門的な技術をもったスタッフがエアコンや換気扇(内部)など限られたものを専用機材や洗剤を用いて清掃するサービスです。汚れを落とす効果が強い洗剤を用いるので、日常的な掃除では落とすことのできない汚れを落とすことが可能です。